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発症者は2億3000万人に1人?水アレルギーの症状

2019年12月26日

後天的なアレルギーに水蕁麻疹があります。
一般的に水アレルギーと呼ばれることがありますが、これは水蕁麻疹の俗称です。
そしてこれはアレルギーから出た症状ではなく、物理的刺激によって起こる蕁麻疹になります。
水蕁麻疹の発症者はとても少なく、記録されている患者の世界でも21世紀までに100人にも満たないとされています。

水蕁麻疹という病名の通り、水に反応することで症状が起こります。
自分自身の涙や汗・唾液などでも現れてきます。
皮膚に水がかかる物理的刺激によって、15分ほどあとにはその部位が赤く腫れて、かゆみや激痛などが伴います。
この症状は2時間くらいで治まるのですが、発症者にとっては非常に辛く長い時間が続くことになるのです。
日本にはまだ発症者はいないとされますが、自身でも判断できずに悩んでいる患者はある可能性も否定できません。
蕁麻疹であるために水蕁麻疹ではなく、同じような症状が現れる別のアレルギーと診断されている場合もあります。

これはアレルギーではなく水が皮膚に触れる物理的刺激による皮膚疾患のために、体内の水分では反応することはありません。
蕁麻疹の症状は首や腕などの上半身に出ることが殆どで、水を飲むだけでものどが腫れてしまいます。
水蕁麻疹の発症者は、皮膚に水を弾くワセリンなど油脂性のクリームを塗ったりして、水が触れないように日常的に注意をしなくてはなりません。
現在も治療法はないために、毎日大量の抗ヒスタミン剤を服用して生活しています。

水蕁麻疹は世界でも30余例ほどしか症例がなく、アレルギー性皮膚炎ではないために世界保健機関(WHO)で公表されている統計では「その他の蕁麻疹」に分類されています。
幼少期には男女共に同じ割合で発症する条件を持っていますが、男性よりも女性の方が発症しやすい傾向にあります。
水アレルギーの治療法は現在まで見つかってはいませんが、蕁麻疹を抑えるための薬の開発や研究は行われています。

水アレルギーを起こす原因とは?

アレルギーという症状には、必ず原因が存在しています。
食物アレルギーの青魚を食べたときや金属アレルギーのクロムを含む青色に触れることが、蕁麻疹を発症するきっかけとなるのです。
ところが水蕁麻疹の原因は物理的刺激という以外には、はっきりとした原因は判っていません。

蕁麻疹を起こすきっかけとなるのが、自分自身の汗や涙・唾液です。
これらが皮膚に触れることで、皮膚に赤い腫れが現れてきます。
また、入浴やシャワー・水泳、それに突然の雨に当たる事でも症状が出ます。
物理的刺激を感じてから15分ほどすると湿疹や紅斑(皮膚に出来る赤い斑点)が出て、2時間くらいヒリヒリするような我慢できない痒みや痛みが襲います。
体内に水分があることは問題がないのですが、水分補給のために水を飲むとのどが腫れて上手く飲み込めず、息苦しくなったり呼吸困難になる場合もあります。

このような症状を抱えているために、日常生活には細心の注意を必要とします。
いつもどのような場面においても、皮膚に水が触れないようにしなくてはなりません。
その為に汗をかく運動や、本を読んで泣くこともできません。
特に入浴は身体を清潔に保つ為にも重要な行為です。
水蕁麻疹の発症者は週に1回、シャワーを数分浴びるだけという大変辛い状況を送っています。
家事も自分で行うことが出来ずに、家族へ依存することになり、精神的にもストレスが溜まって仕舞うでしょう。
水は飲めないために牛乳や野菜ジュース・紅茶などで水分を補給し、食事はドライフードなどが利用されているようです。

水蕁麻疹は原因が判らない上温度に関係なく症状が現れる為、冷水に反応する寒冷蕁麻疹や温水に反応する暖温蕁麻疹と混同されることがあります。
発症者は水に対する症状を防ぐ為に、NASAが開発した水を弾くクリームで対処して現在は生活を送っている状況です。