• ホーム
  • ザイザルの特性とその効果

ザイザルの特性とその効果

2019年05月22日
薬を飲む女性

免疫が抗原に対して過剰に反応するアレルギー反応。
この反応が起きている時、免疫細胞からはヒスタミンなどの化学物質が放出されています。
このヒスタミンが神経受容体(H1受容体)に結合すると、その刺激により鼻水や湿疹など、様々なアレルギー症状が生じてしまいます。

そこで登場するのがザイザルです。
ザイザルの主成分レボセチリシンには、H1受容体をブロックする働きがあります。
レボセチリジンによってH1受容体とヒスタミンが結合することを防ぐことができるので、アレルギー症状の発症を防ぐことができます。
ただし、ザイザルが防ぐことができるのはあくまでもアレルギー症状のみです。
抗原に対する免疫の過剰反応そのものが抑えられたわけではないので、アレルギーそのものを治すわけではありません。

さて、H1受容体をブロックする「ヒスタミンH1受容体拮抗薬」はヒスタミン以外にも様々な種類があります。
その中でもザイザルは、「第2世代」に分類されます。
「第2世代」の特性としては、「第1世代」に比べてよりピンポイントでヒスタミン受容体に働きかけることが挙げられます。
「第1世代」の場合、ヒスタミン受容体だけでなく、抗コリン作用などに働きかけることもありました。
そのため口の渇きや排尿障害といった副作用は比較的少なくなりました。

また「第2世代」は「第1世代」に比べて脂に溶けにくいという性質もあります。
そのため脳に入りにくく、眠気につながりにくいという特徴もあります。

そして同じ「第2世代」である「セチリジン」に比べて、ザイザルはよりヒスタミン受容体に結合しやすいです。
どの位の差があるかというと、ザイザルの服用する量はセチリジンの半量くらいです。
さらに効果が出るのが早く、長く効果が続きやすいので鼻水や湿疹、目のかゆみ等への効果が非常に期待できます。

このようにザイザルは他の抗ヒスタミン薬に比べて、副作用が出にくく、効果が出やすいという特性があります。
そのため花粉症をはじめ、様々なアレルギー疾患の症状を抑える薬として処方されるのです。

レボセチリジンの用法用量について

花粉症などアレルギー反応による症状を抑える効果が期待される成分、レボセチリジン。
その用法用量は年齢によって変化します。

まず成人の場合は1日1回、就寝前に経口服用します。
通常レボセチリジンの服用量は、1回5mgとなっています。
もし成人で症状が重い場合、最大限服用できる量は10mgまでです。
なお成人の場合、錠剤タイプとシロップタイプがありますが、どちらの場合も1回に服用するレボセチリジンの服用量は変わりません。
ただし、シロップの場合は10mlにレボセチリジンが5mg含まれているので、注意しましょう。

一方小児の場合は、年齢や症状によって細かく用法用量が変わります。
また、身体の大きさによっても服用する量が細かく変わるので、病院から指示された用法用量をしっかり守らなければなりません。

まず7歳以上15歳未満の小児の場合は、錠剤かシロップに分かれます。
錠剤の場合は1回2.5mg、シロップの場合は1回5mlを服用します。
服用回数はどちらの場合も朝食後と就寝前の2回です。

一方1歳以上7歳未満の小児の場合は、服用回数は朝食後と就寝前の2回ですが、薬の種類はシロップに限られます。
さらに1回に服用する量も2.5ml、レボセチリジンの量としては1.25mgとなります。

さらに6か月以上1歳未満の小児の場合は、服用回数が1日1回に減少します。
薬の種類はシロップのみで、1回に服用する量は2.5mlです。

このようにレボセチリジンは年齢により薬の形状や服用回数、量に違いがあるので注意しなければなりません。
ただしどの年齢においても、飲み始めて比較的早く効果を発揮します。
ただし効果が実感できるまでには数日かかることも予測されます。
ですので花粉症の場合等には、花粉が飛び始める前から服用をはじめ、決められた期間飲み続ける必要があります。